【空の旅路/flumpool】歌詞に込められた意味を解釈・考察|在るべき生き方のヒントが詰まった曲

HELPアーティスト写真flumpool

意外にも『空の旅路』というタイトルの楽曲は
どのアーティストもまだ世に出していないよう。

「旅路」という言葉には旅の途中という
意味があります。

ストレートに解釈すると
空を旅している道中となりますね。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

タイトル『空の旅路』には
どんな意味が込められてるんだろ〜

『空の旅路』は
flumpoolが”2019年5月22日”に
約1年半ぶりにリリースしたシングル
『HELP』の2曲目に収録されています。

『空の旅路』はサッポロビール
「Innovative Brewer SORACHI1984」の
ドキュメンタリームービーテーマソングです。

ボーカル山村隆太さんが初めてナレーションに
挑戦しています!

まだの方は是非こちらからご覧ください

※年齢認証(お酒のページのため)
 →右下「START」ボタン→下のEPILOGUE

※3分49秒から『空の旅路』がフルで聴けます。

「ソラチ」と『空の旅路』、、、まさかな(笑)

『空の旅路』は壮大な世界観の楽曲です。
『フレイム』とか好きな人は特に
ハマるのではないでしょうか?

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

今回はそんな『空の旅路』の
歌詞の意味に迫っていくよ〜

本記事の内容
  • 曲のテーマについて
  • 歌詞に込められた意味を解釈・考察
  • うぇあミュ〜的まとめ
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1. タイトル『空の旅路』に込められた意味とは

flumpoolライブ

まずはタイトルについて見ていきましょう。

テーマは在るべき生き方

『空の旅路』では周りに合わせて
無難に生きることが正しいのだろうか?

と向き合っています。

うぇあミュ〜的に
一番ストレートにそのテーマを描写している
と思ったフレーズが2番Aメロです。

間違ってないのに頭下げて
出来るだけ丸く収めるのが
生きるには大事で

でも 幼い僕の化身だった
あのロックスターは 今もきっと
名もない街角で 真実を叫んでる

自分では間違っていないと思っていても
周りが間違っていると言うのなら
間違っていると考える方が生きる上では大事
だと思っています。

だけどそんな生き方で良いのか?
昔の自分だったら間違っていないことは
間違っていないと言うはずだと

周りに合わせる無難な生き方
自分らしさを貫く生き方で揺れています。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

自分らしさを貫く大切さと難しさ
について歌われているんだね〜

キーワードは「風」と「綿毛」

自分らしさを貫くことの大事さと難しさが
テーマの『空の旅路』

キーワードはズバリ「風」「綿毛」です。

・「風」は自分らしさの象徴
・「綿毛」は在るべき生き方の象徴

と解釈しました。

「風」も「綿毛」もサビで出てくるワードです。

まずは「風」について
ラストサビのフレーズ

“今日だって 風に吹かれながら進む
行先(あす)を刻みつけるように
人混みに染まりそうな 僕をいなすように”から

「風」は自分らしさの象徴だと解釈しました。

“行先(あす)を刻みつけるように”は
目的を持って生きられるように

“人混みに染まりそうな 僕をいなすように”は
周りに合わせようとする自分を追い払うように

と解釈できます。

サビ頭ではそのために
“風に吹かれながら進む”とありますね。

目的を持って生きるために
周りに合わせようとする自分を追い払うために
必要なものは「自分らしさ」
だと考えられます。

続いて「綿毛」について

「綿毛」とは風に吹かれて飛んでいき
着地した場所に根を張るものですよね。

「風」を自分らしさの象徴と解釈すると
「綿毛」は自分らしさに乗って飛んでいくもの

と解釈できます。

ラストサビでは

“舞い降りた綿毛が光り
胸の奥 根をはってゆくよ
頼りなく まだ心細く
でも真っ直ぐに 勇ましく空に 咲き誇るよ
風を受けて 笑っているよ”と言っています。

主人公がこれからこのように生きていくと
言っているように解釈できますね。

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2.『空の旅路/flumpool』歌詞に込められた意味を解釈・考察

たんぽぽと青空

前章で確認した

・テーマは「自分らしさを貫く大切さと難しさ」

・「風」は自分らしさの象徴
・「綿毛」は在るべき生き方の象徴

上記を踏まえて
ここからは歌詞全文を順番に見ていきましょう。

1番歌詞について

まずはflumpoool『空の旅路』の
1番の歌詞について見ていきます。

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1番Aメロ①

"大人だから"って言い聞かせるたび
"大人らしさ"の条件(いみ)を問うのさ
理解(わか)ってる顔して

主人公には大人だからと言って
我慢したり、受け入れたりすることが
多々あるようです。

大人だからと言い聞かせて我慢するけど
そもそも大人らしさって何なんだろう?

と疑問に思っています。

最後の”理解(わか)ってる顔して”
というフレーズ。

分からないのに、分かってるフリをするのって
まさに大人に多く見られる行為ではないでしょうか?

大人らしさって何だろうと自分に問いながらも
それに理解(わか)ってる顔するという行為自体
が大人らしさの1つの答えになってるんです。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

短いフレーズで
ここまで表現するのすごいな〜

1番Aメロ②

日陰を愛する一人より
群れの中で耐える孤独のほうが
それなりに見えるや
君はどう思うかな?

“日陰を愛する一人より
群れの中で耐える孤独のほうが
とあります。

「ほうが」とあることから

「日陰を愛する一人」と
「群れの中で耐える孤独」を
比べているということですね。

◾️「日陰を愛する一人」とは
「日陰」は陽が当たらないけど
落ち着く場所と解釈できます。

一人で自分らしく生きている人
ということでしょう。

◾️「群れの中で耐える孤独」とは
周りに合わせて無難に生きているけど
自分らしさと周りに合わせるということの
葛藤に耐えながら生きている人

と解釈しました。

主人公は「群れの中で耐える孤独」のほうが
それなりに(=大人らしく)見える
ようです。

しかし、続けて”君はどう思うかな?”と
別の意見を求めています。

主人公は「群れの中で耐える孤独」のほうが
それなりに見えると言っていますが

本当はそうじゃないと誰かに言ってもらって
背中を押してもらいたいのでしょう。

1番サビ

今日だって 風に吹かれて立ち止まる
昨日の自分に問うように
ジェラシーと 少しの誇りをかぞえて

舞い上がる綿毛がふわり
人の波間を飛び越えた
吹く風に しがみつくように 消えてゆくよ
誰も知らない 空の旅へ

まずは『空の旅路』のキーワードについて

『空の旅路』のタイトルに込められた意味
確認した際に下記のように解釈できましたね。

・「風」は自分らしさの象徴
・「綿毛」は在るべき生き方の象徴

つまり解釈すると

周りに合わせて流されながら生きていたけど
自分らしく生きたいという思いが強くなって
ふと立ち止まって自分と向き合っています。

自分らしく生きる人へのジェラシーと
自分が持つ少しの誇りを想いさらに
自分の背中を押そうとしているのでしょう。

最後には

自分らしさという「風」にしがみつきながら
まだ誰も知らない自分らしさを求めて
旅に出るということを表現しています。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

「風」と「綿毛」というキーワード
の比喩が効いてるね〜

2番歌詞について

続いてflumpoool『空の旅路』の
2番の歌詞について見ていきましょう。

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2番Aメロ〜Bメロ

1番Aメロは2つに分けて
解釈・考察していきましたが
2番は意味が繋がっているので
まとめて見ていきます。

間違ってないのに頭下げて
出来るだけ丸く収めるのが
生きるには大事で

でも 幼い僕の化身だった
あのロックスターは 今もきっと
名もない街角で 真実を叫んでる

前半部分と後半部分では
対照的なことを歌っています。

ちなみに後半部分に出てくる「化身」には
抽象的で無形の観念などが形をとって現れたもの
という意味があります。

主人公は社会に出ることで正しいことを正しい
と言っているだけでは上手く生きていけない
という考えを持つようになりました。

だけど幼い自分の化身(観念)は
それでいいのか?と主人公に言っています。

名もない街角で叫んでいるという表現から
幼い主人公の化身が何とかして必死に
訴えようとする感じが伝わってきますね。

2番サビ

路地裏 忘れ去られたビニール傘
いつかの僕らにも見える
残された声を『自分らしさ』と呼ぼう

追い風も 吹き付ける風も
どう向き合うかは自分次第
生き方のマニュアルなんてさ 破り捨てて

路地裏とは表通りに面していない所。
つまり人目につかない場所ですね。

そんな場所に忘れ去られたビニール傘を
いつかの僕らにも見えると言っています。

うぇあミュ〜的には
“残された声を「自分らしさ」と呼ぼう”
と続くことから

忘れていたけど
確かに自分の中に存在する観念
と解釈しました。

しかしボーカル山村隆太さんが込めた意味は
少し違うようです。

オフィシャルインタビューでは
このように語られています。

歌詞の中で路地裏で忘れ去られたビニール傘を
今の自分たちや未来の自分たちに
譬えてるんですけど。
いつか雨が止んだら置いて行かれてしまう

寂しさや虚しさも感じるけど、
「誰かのために一瞬でも傘になれたらいいな」
とも思うし。

自分たちが音楽を通して誰かに何かを届けたい、
楽しい時間をつくりたいと思うことが、
ただその人たちのためだけになってしまっても
良くないし、自分たちのためだけになっても、
それはそれで役目がないし。
そういう葛藤はあるけれども、

世の中にさらされていろんなことを意識してきた
10年を経た上でもう一歩踏み出すのが自分たちで
そこに残されているものが
「自分たちらしさ」なんだな、と思うんです。

ビニール傘はflumpool自身のこと
言っていたんですね!

路地裏で忘れ去られるというのは
まさに自分たちの音楽が聞かれなくなる
ということ。

そんな状況の中でもう一歩踏み出すことを
「自分らしさ」と言っています。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

『空の旅路』ではバンド自身のこと
も歌われているんだね〜

続いて後半部分では
自分らしさの象徴である「風」
が出てきます。

「自分らしさ」は生きる上で向かい風になること
も追い風になることもあるけど

その「自分らしさ」にどう向き合っていくか
決めるのは自分次第だ
と言っています。

例えば、、

2番Aメロでは”間違っていないのに頭下げて
出来るだけ丸く収めるのが生きるには大事で”
とありました。

この場面で「自分らしさ」を出すと
「自分らしさ」は向かい風となりそうですよね。

だからといってマニュアル通りに生きる必要は
ないから自分らしく生きていこうと言ってます。

3番歌詞について

続いてflumpoool『空の旅路』の
3番の歌詞について見ていきます。

いよいよラストの部分です。

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3番Cメロ

変わりゆく景色 速度上げ
戻れない場所が増えてくだけ

歳を重ねるほど時間の経過を
早く感じるものですよね。

戻ることのできない過去が増えていくというから
うだうだしてたらもったいないということを
言っていると解釈しました。

ラストサビ

今日だって 風に吹かれながら進む
行先(あす)を刻みつけるように
人混みに染まりそうな 僕をいなすように

舞い降りた綿毛が光り
胸の奥 根を張ってゆくよ
頼りなく まだ心細く
でも真っ直ぐに 勇ましく空に 咲き誇るよ
風を受けて 笑っているよ

ラストサビでも
自分らしさの象徴である「風」が出てきます。

サビ頭の「風に吹かれながら進む」とは
つまり自分らしく生きるということですね。

ラストサビでは
目的を持って生きられるように
周りに染まりそうな自分を追い払うように
自分らしく生きていくということです。

後半部分では在るべき生き方の象徴である
「綿毛」
も出てきます。

ラストサビでは「綿毛」が自分らしさという
「風」に吹かれながら進んでいき胸の奥に根を
はってゆくとあります。

自分らしく生きようとしていくと
自分の胸の奥にたどり着いた
ということですね。

まだしっかりとしたものではないけど
堂々と自分らしく生きようとしています。

最後は”風を受けて笑っているよ”
というフレーズ。

自分らしく生きられることで充実感が得られる
ということが伝わってきますね。

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3. うぇあミュ〜的まとめ:在るべき生き方は自分らしく生きること

HELPジャケット

うぇあミュ〜では
flumpoolの『空の旅路』から

自分の在るべき生き方は自分らしく生きることだ
というメッセージを受け取りました。

メッセージ自体はとてもシンプルですが

自分らしく生きるということを
風に乗って飛んでいく綿毛に例えて
表現されていてすごくオシャレですよね!

flumpool『空の旅路』歌詞に込められた意味の
解釈・考察は以上になります。

最後までご覧いただき
ありがとうございました!

いつもありがとう
うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

他にもflumpoolの記事を
書いているので良かったら見てね〜

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