【ARTIST/back number】歌詞の意味を解釈|歌詞全文考察ある意味皮肉で、自虐で、風刺で、愚痴で、リアルが詰まった1曲

瞬きアー写back number

『ARTIST』の歌詞の意味について
ボーカル清水依与吏さんは
ナタリーのインタビュー
このように言っています。

シンプルな愚痴でもあるし、悲哀、
皮肉、風刺みたいなことも
含まれていて。

『ARTIST』という楽曲の主人公は
アーティスト(芸術家)

『ARTIST』の歌詞ではback nunber自身が
いる世界についても歌われているようです。

back numberにはあまり見られない
尖った歌詞
となっています。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

back numberの尖った歌詞
気になるな〜

back number(バックナンバー)の
『ARTIST』という楽曲は

“2017年12月20日”にリリースされた
back numberの17枚目のシングル

『瞬き』のカップリングとして
3曲目に収録されています。

back numberの6枚目のアルバム
『MAGIC』の5曲目にも収録されています。

楽曲自体はバンドサウンド全開の
カッコいい曲です。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

『ARTIST』はカップリングなのに
PVがあるんだよ〜

back number – 「ARTIST」Music Video

一部、歌詞解説の参考にもしているので
まだ見たことのない方は是非こちらから
ご覧ください。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

今回はそんな『ARTIST』の歌詞に
込められた意味に迫っていくよ〜

 
本記事の内容
  • 歌詞に込められた意味の解釈・考察
  • うぇあミュ〜的まとめ
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1. 歌詞に込められた意味の解釈と考察

back number-live

冒頭で説明したとおり
楽曲の主人公はアーティスト(芸術家)

back number自身のいる世界について
書かれているとのことです。

以上の点を踏まえて
早速ですが『ARTIST/back number』
の歌詞に込められた意味について
解釈・考察していきます。

1番歌詞について

まずはback number『ARTIST』
1番の歌詞を見ていきます。

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1番Aメロ①

上 見ながら トップギアで
走りながら蟻も踏まず進め
目立つ程度ならキスの雨あられ
目に余るようなら槍が降ります
うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

冒頭からインパクトある歌詞だな〜

“上 見ながらトップギアで
走りながら蟻も踏まず進め”

有名になった「ARTIST」は
パワフルかつ大胆にかつ慎重に
生きていかなければいけない様。

続く”キスの雨あられ”とは
どういう意味なのでしょうか?

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

ストレートにキス?
それとも何かをキスに
例えているのかな〜

うぇあミュ〜では”キスの雨あられ”は続く
“目に余るようなら槍が降ります”と
対照的なフレーズになっていると解釈しました。

まずは”目に余るようなら槍が降ります”
から考察していきます。

目に余る:程度がひどすぎて
     見過ごすことができないこと

程度がひどすぎるようなら
「ARTIST」に向けて槍が降る。

「槍」とは世間からの批判と解釈しました。

すると「キス」は対照的なものなので
称賛などと考えることができます。

そのため”キスの雨あられ”という
フレーズは直接的なキスではなく
魅力的なものをキスにたとえている
と解釈しました。

まとめると「ARTIST」は
目立つ程度なら称賛されるけど
目に余るようなら批判の嵐
ということ。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

冒頭から「ARTIST」が生きる
世界の派手さが伝わってくるね〜

1番Aメロ②

時間と自分を担保にして
命からがら辿り着いた未来
ご褒美が並んだショーケース憐れ
猛毒のガスが充満しています

まずは用語について
確認しておきましょう。

担保:トラブルが起きた時に
   代わりに渡すもの

“時間と自分を担保にして”は
トラブルがあった時に「時間」と「自分」
を代わりに渡す
となります。

トラブルとは作り出した作品が
世間に認められないこと
と解釈しました。

芸術は時間を掛けて作られるものですが
世間に認められなければ
何の価値もありません。

「時間」が無駄になってしまいます。

また「ARTIST」の能力は普通の仕事と比べて
専門性が高く、流用性が低いですよね。

自分を担保にするとは
「ARTIST」として失敗したら路頭に迷う
という意味と解釈できます。

それでも何とか成功して
辿り着いた場所には
“ご褒美が並んだショーケース”
があったようです。

“ご褒美が並んだショーケース”だけだと
「ご褒美」は称賛や地位に名誉
と考えられます。

しかし「ARTIST」は
「ご褒美が並んだショーケース」を
憐れだと思っています。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

どういうことだろ〜?

正直分からなかったので
うぇあミュ〜では一度PVを
見てみることにしました、、

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

こういう時PVがあると助かるな〜

PVを見てみると
1番Aメロ②のシーンでは
沢山のセクシーな美女が並ぶ
カットが使われています。

ARTIST-PV

そしてその後美女達が
ガスに覆われていきます。

ARTIST-PV

PVから考えると

“ご褒美が並んだショーケース”は
人気者に寄ってくる人と考えられそうです。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

憐れという表現とも繋がるね〜

“猛毒のガスが充満しています”は
今は称賛して近寄ってくる人でも
急に掌返しで批判してくるから危険
ということですね。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

一般の人だけじゃなく
業界の人とかも
含まれているのかな〜

1番サビ

YUKE!心もカラダもいっそ魂も
URE!撒き散らして磨り減った感情に綿を詰めて
何に怯え何に魅せられ 僕らはまた旅をするのか

まずおそらく
「YUKE」は「行け」
「URE」は「売れ」
でしょう。

1番Aメロでは「ARTIST」が生きている世界は
良くも悪くも派手だけど危険が多いことが
分かりました。

サビ頭の「行け!」には
「ARTIST」の派手で危険な世界で
生き続けるために何とかしてでも
良い作品を作り続けるんだ!
という思いが込められています。

“撒き散らして磨り減った感情に綿を詰めて”
は作品を作り続けることで感情が磨り減っても
それっぽい偽物で代用して
何とか作品にして売れということでしょう。

最後の
“何に怯え何に魅せられ 僕らはまた旅をするのか”

以前は好きなことを好きなように作品にして
作品が受け入れられることが嬉しかった。

けれど今は色んな事情を考えながら
作品を作るようになり
作品を作る目的が分からなくなっている
と解釈できます。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

「ARTIST」は
かなり疲弊してそうだね〜

2番歌詞について

続いてはback number『ARTIST』
2番歌詞を見ていきます。

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2番Aメロ

ストップ 胸が高鳴るよう
お金出して褒めて頂く批評
見せつけるつもりが見世物
それも才能 NO 能書きが過ぎます
うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

「お(o)」で何度も
韻を踏んでいて気持ちいいな〜

※「たかなるよう(お)」「ひひょう(お)」
「みせもの」「さいのう(お)」「NO」

胸が高鳴る:期待や希望などの思いが
      募ること

2番Aメロは
胸の高まりを止めろというフレーズから。

胸の高まりを止めたい理由に
以下が関係しています。

  • お金出して褒めて頂く批評
  • 見せつけるつもりが見世物

見世物:珍しい物・奇術・曲芸などを
    見せて料金を得る興業

つまり「見せつけるつもりが見世物」
には自分たちがカッコいいと思う作品を
見せつけるつもりだったのに
気がついたら興行のための作品になっている

ということ。

それでは「お金出して褒めて頂く批評」とは?

うぇあミュ〜では
メディアによる取材と予想します。

もし雑誌やラジオ等で
取材してもらうためにアーティスト側が
メディアにお金を払っているのであれば
その通りだと考えられますよね。

メディアとアーティスト側の
契約システムを知っているわけではないので
確証はないですが、、

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

それとも業界には
他に何か深い闇があるのかな〜

どちらにしろ歌詞の意味としては
自分たちがお金を出して

褒めてもらっている批評で
胸が高まっていてはダメだ

ということです。

続いて2番Aメロ最後を見ていきます。

能書き:自分の優れた点を並べ立てた言葉

「お金出して褒めて頂く批評」も
「見せつけるつもりが見世物」に
なっていることも才能があるからこそだと
一度は開き直ろうとします。

しかしすぐに「NO」
それは良い点ばかりを並べている
だけだと否定しています。

2番サビ

YUKE!イチかバチかでもいっそプライドも
URE!ありきたりで色のない思い出に技を詰めて
どこへ向かい誰に出会えば
満たされるその日が来るのか

1番サビと同様に
「YUKE」は「行け」
「URE」は「売れ」
と解釈します。

サビ頭の「行け!」は
もう何が良い作品なのか
分からなくなってきたけど
イチかバチかで
とりあえず曲を作れということ。

次にプライドも売れ!と続きます。
「ARTIST」のプライドなんか捨てて
売れる曲を作れ
と解釈できます。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

無理やり自分に言い聞かせながら
作品を作っている様子が浮かぶね〜

続く”ありきたりで色のない思い出に技を詰めて”
1番サビでは、綿を詰めてでしたが
2番サビでは、技を詰めてに変わっています。

作品にするほどの思い出(経験)でなくても
「ARTIST」の世界で培った技を使って
無理やり作品にして売れ!
ということ。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

思い出を無理やり誇張してでも
作品にしろってことだよね〜

最後には誰に何のためにどんな作品を作れば
自分は満足できるのできるのだろうかと
迷いが綴られています。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

非現実さとリアリティーが
絶妙な緊張感を出してるな〜

3番歌詞について

続いてはback number『ARTIST』
3番歌詞を見ていきます。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

いよいよ『ARTIST』
ラストの部分だよ〜

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3番Cメロ

イビツな形だから光ったはずなのに
人と違うから作れたはずなのに

3番Cメロでは
人と違うから「ARTIST」になれたはずなのに
と嘆いています。

ということは「ARTIST」になってからは
人と同じ感覚が求められていると解釈できますね。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

一体どういうことだろ〜?

プロフィールでも書いていますが、

私はシンガーソングライターを目指して
作詞作曲のレッスンを受けています。

レッスンでは売れる音楽を作るためには
共感を得られる歌詞を書きなさい

口すっぱく言われます。

3番Cメロでは作品作りにおいて
やりたいことと求められることの
違いによる葛藤
が描かれているのでは。

ラストサビ

YUKE!心もカラダもいっそ魂も
URE!撒き散らして磨り減った感情に愛を詰めて
何に怯え何に魅せられ 僕らはまた旅をするのか

ほぼ1番サビと全く同じ内容です。

ラストサビでは
撒き散らして磨り減った感情には
「綿」ではなく「愛」を詰めてに
変えています。

売れる良い曲を作らないといけない世界だけど
愛を持って曲を作っているということですね。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

ずっと絶望的な雰囲気だったけど
最後に少し救いがきたね〜

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2. まとめ:「ARTIST」は様々な悩みを抱えながら作品と向き合っている

コーヒー

記事冒頭でもありましたが
『ARTIST』の歌詞について
ボーカル清水依与吏さんが

シンプルな愚痴でもあるし、悲哀、
皮肉、風刺みたいなことも
含まれていて。

と言っているように

『ARTIST』の歌詞には
「ARTIST」の世界と、その世界で生きていく
「ARTIST」の苦悩が描かれていました。

back numberの曲は聴き手に寄り添ったり
共感できる曲が多いですが

『ARTIST』を聴いた感想は
「へえ、そうなんだなあ」
「え、そうなの!?」
みたいな感じになりました。

ただボーカル清水依与吏さんの話を聞くと
どうやら『ARTIST』の歌詞は
それで良いようです。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

え、そうなの!?

歌詞がメロディに溶けていくように歌いたかった

ボーカル清水依与吏さんは
WHAT’s INのインタビュー
以下のように話しています。

意味じゃなくて、言葉がメロディに
溶けていくように歌いたかった

ギリギリのところで聞き取れない言葉
とかもちょっと混ぜた方がいいかな?

『ARTIST』という楽曲に関しては
歌詞よりもメロディであったり
演奏に力を入れている
ようです。

うぇあミュ〜の感想

音楽の世界に憧れる私にとっては
非常に気になってしまう歌詞でした。

音楽業界について噂ではいろんなことが
囁かれていますけど

やっぱホントなの??
って思ってしまうような歌詞ですよね。

back number『ARTIST』
歌詞の解釈・考察は以上になります。

最後までご覧いただき
ありがとうございました!

いつもありがとう
うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

他にもback numberの記事を
書いているから良かったら見てね〜

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