【HELP/flumpool】歌詞の意味を解釈・考察|活動休止中の想いが詰まった1曲

HELPアーティスト写真flumpool

『HELP』はflumpoolが2019年5月22日に
約1年半ぶりにリリースしたシングルの表題曲。

flumpool「HELP」Music Video 2019/5/22 Single「HELP」Release

『HELP』の作詞を担当した
ボーカル山村隆太さんは自身のツイッターで

“どうしようもなくなった時に
「助けて」といえる世の中であってほしい”

という願いを込めたと言っています。

山村隆太-ツイッター

ボーカル山村隆太さんが
病気療養中に書いた『HELP』

悩みを抱え込むことの辛さと
勇気を奮って助けを求めると救われること

を体験した山村隆太さんだからこそ
書ける説得力力強さがあります!

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

今回はそんな『HELP』の
歌詞の意味に迫っていくよ〜

本記事の内容
  • 歌詞に込められた意味の解釈・考察
  • うぇあミュ〜的まとめ
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1. 『HELP/flumpool』の歌詞全文を解釈・考察

flumpoolライブ

導入部でも書きましたが『HELP』のテーマは

「助けてと言える世の中であってほしい」

テーマを踏まえて歌詞全文を見ていきます。

1番歌詞について

まずはflumpoool『HELP』の
1番の歌詞について見ていきます。

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1番Aメロ①

押し殺したはずの声 喉のあたり突き刺さって
まして弱音なんて吐いたら 見放されてしまいそうだ

記事の最初でも紹介しましたが『HELP』は
「助けてと言える世の中であってほしい」
という願いが込められている曲です。

そのため、押し殺したはずの声は
「助けて」という声
だと考えられます。

押し殺したと思っていた「助けて」という声が
実は喉のあたりで引っかかっているということです。

言葉って喉を使って発するものですよね。

押し殺したはずの声が喉のあたりに
引っかかっているということは

主人公は今にも助けてと言いたい状況
であることが分かります。

助けを求めることは弱さをさらけ出すこと
でもありますよね。

弱さをさらけ出したら
見放されてしまうのではないかと恐れて
「助けて」の声を押し殺しています。

1番Bメロ

心配は要らないと うそぶいた
自分なら隠せると思っていた

「うそぶいた」ってどういう意味?

って思われた方も多いのではないでしょうか。

私は今回『HELP』の歌詞を見ていく中で
初めて聞きました。。

「うそぶいた」には大きなことを言う、
強がりを言うという意味があります。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

勉強になるね〜

歌詞の意味としては、本当は助けを求めたいけど
弱音を吐いて見放されたくないから
心配は要らないと強がっているということです。

続いて自分なら隠せると思っていたと続きます。
過去形になってますね。

つまり結局「助けて」という声、弱音は
隠せなかったようです。

1番Aメロ②

耐え忍ぶだけの優等生 教えられた正論に反抗して
落ちこぼれのレッテルを 今日も必死で剥がそうとしてる

まずあまり馴染みのない言葉から解説します。

「レッテル」はある人や事物に与えられる
評価という意味です。

歌詞では、優等生が落ちこぼれのレッテルを
剥がしているとあります。

ということは優等生に落ちこぼれのレッテルが
貼られている
ということですよね。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

優等生と落ちこぼれって
真逆の意味だから
イメージするのが難しいな〜

うぇあミュ〜ではボーカル山村隆太さんが
オフィシャルインタビュー

”自分の根っこをさらけ出した”

と言っていたことを基に解釈していきます。

そう考えると
耐え忍ぶだけの優等生=山村隆太さん
と解釈することができそうです。

『HELP』という楽曲はボーカル山村隆太さんが
機能性発声障害の病気療養中に書いた曲でしたね。

山村隆太さんは2〜3年もの間
声の調子が良くなかったと言っています。

つまり、落ちこぼれのレッテルとは
上手く歌えない山村隆太さん自身に貼られたもの

ではないでしょうか。

続いてどのようにして落ちこぼれのレッテルを
剥がそうとしているのかを考えると

1番の他の歌詞や文脈的に
耐え忍ぶことで落ちこぼれのレッテルを
剥がそうとしている
と解釈できます。

だとすると教えられた正論とは
困った時に助けを求めることになります。

確かに困った時は周りに助けを求めなさい
って習ったような、、

まあ困った時は耐えなさいとかは
教えられないですからねー。

“教えられた正論に反抗する”は
助けを求めずに、耐え忍ぶことを表現している
と解釈しました。

1番Aメロ②では、抱えている悩みに対して
耐え忍ぶことで何とかしようとしている様子が
表現されています。

1番サビ

誰だって 君だって 僕だって
打ちのめされる夜がある
失って 傷ついて途方に暮れ 夜明けを待ってる
片方で涙して 片方で作り笑い浮かべながら
落ち込んで鼓舞(はげま)して 優しい手を
どこかで求めてるんだ その手を

“打ちのめされる夜” “夜明けを待ってる”と
夜に関するフレーズが出てきます。

「夜」とは苦しい時期と解釈しました。

誰にでも苦しい時期が来るけれど
“失って 傷ついて 途方にくれ”ながら
苦しい時期が終わるのを待っているということです。

苦しいことに対して、何もせずに
ただ耐え続けて、いつか解決することを
待っている様子が表現されています。

“片方で涙して片方で作り笑い浮かべながら”は
抱える悩みに対して打ちのめされながらも
耐え続けている様子が綺麗に表現されてますね。

続くフレーズでは”鼓舞(はげま)して”と
“鼓舞して”と書いて”はげまして”と
歌われています。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

当て字には
カッコつけてるだけじゃなくて
ちゃんと深い意味があるみたいだよ〜

正しい漢字は「励ます」になります。
「励ます」って誰かに向けての行為になりますよね。

1番サビでは
自分自身を「励ます」という意味のためあえて
「鼓舞(はげま)して」となっているようです。

『HELP』には当て字が多く使われていて
オフィシャルインタビューではメンバーから
『HELP』の当て字の多さをめちゃくちゃいじられています(笑)

1番サビの最後は抱えている悩みに対して
自分で何とかしようとしながらも誰かの助けを
どこかで求めているんだと

『HELP』という楽曲の核となる部分です。

個人的にサビの”誰だって 君だって 僕だって”
というフレーズがめちゃくちゃ好きなんです!

「誰だって」と幅広い人に向けて歌われた後に
「君だって」ときて、自分に向けて歌われてる!
と思った直後に「僕だって」がきて。

山村隆太さんをすごい近い距離に感じられると
いうんですかねー。

こんな近い距離で背中を押してくれる曲って
なかなか無いと思うんですよね。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

初めて聴いた時鳥肌たったよ〜

2番歌詞について

続いてはflumpoool『HELP』の
2番の歌詞について見ていきます。

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2番Aメロ

一人が勇気を奮って 助けてと叫びをあげた
大抵は野次馬か素通り 視線だけで憐れんだ

2番Aメロでは
今の世の中の残念な面が描かれています。

今の世の中は助けを求めても
受け止められずに聞き逃されてしまうことが
多いと言うことです。

オフィシャルインタビュー
ボーカル山村隆太さんは
虐待死事件を例にあげています。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

悲しいけど確かに真実だよな〜

2番Bメロ

君と寄り添いたい分かち合いたい
喜びだけじゃなく 悲しみも

喜びを分かち合うことって
今の世の中では多くなっていますよね。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

スポーツ観戦とかハロウィンとか!
たくさんあるよね〜

2番Bメロでは周りの人と喜びだけじゃなく
悲しみも共有していきたい
と言っています。

2番サビ

誰だって 君だって 僕だって
抱えてる失望がある
"言いたい"と"言えない"の天秤 激しく揺さぶらせ
心って 脆くって そのくせ壊れるまで見栄っ張りで
強がった 裏でいつも 気付かれたくて
ひたすら悶えてる

誰だって失望を抱えているけれど
“言いたい”と”言えない”の天秤
激しく揺さぶらせということです。

天秤が揺れる時って
両端の皿のバランスが変わる時
ですよね。

言いたいことがあった時に
言えないと思ってしまったら
両端の皿は同じ重さなので揺れません。

言いたいって思ったら言おうとする
(言えないと思わない)時に
“言いたい”と”言えない”の天秤は揺れます。

だとすると
“言いたい”と”言えない”の天秤
激しく揺さぶらせは

助けを求めたいと思ったなら
助けを求めよう
ということになりますね

続く”心って 脆くって
そのくせ壊れるまで見栄っ張りで”
というフレーズ。

私はめちゃくちゃ共感しました。

心って脆いくせに
限界まで我慢しようとしちゃいますよね。

そして2番最後では

強がって我慢しているけれど
どこかで本当は気づかれたい
助けてほしいんだと言っています。

3番歌詞について

続いてはflumpoool『HELP』の
3番の歌詞について見ていきます。

いよいよラストです。

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3番Dメロ

後悔の声は届かない 未来(いつか)って過ぎてしまうから
伝えなくちゃ "君が必要"って

未来(いつか)になって
あの時助けを求めていたらなと思っても

もう未来(いつか)では遅いから
助けを求めたい時はちゃんと伝えないといけない
ということを言っています。

3番Aメロ

笑顔が咲く丘へ行こうぜ
教えられたレールなんてはみ出せ
どうにもならないなら手をかざせ
自分(きみ)を守るため

“教えられたレール”というフレーズは
1番Aメロ②で登場した
“教えられた正論に反抗する
に関連するフレーズと解釈しました。

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

「教えられた正論」とは
困った時は助けを求めなさいという
教えだったね〜

しかし実際は
日本人には困った時に耐える美徳
のようなものがあると思います。

私も困った時は当然のように
まずは自分で何とかしようとしますし、、

うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

「教えられたレール」にかっちりと
はまっちゃってるな〜

3番Aメロの
“教えられたレールなんてはみだせ”は
耐える美徳なんか捨てようということ。

そして最後は助け合いながら
笑顔が咲く場所に一緒に行こうと

自分を守るために助けを求めようということを
言っています。

ラストサビ

いつだって 苦しくて 狂おしくて
諦めたい瞬間は来る
迷惑って思うなって 忘れないで "僕ら"が待ってる
片方で泣いたって 片方で笑えるなら生きてゆける
大丈夫 胸張って 優しい手を
ただただ握り返して

まずは言葉の確認をしておきましょう。

「狂おしい」は
今にも気が狂いそうに、心が乱れている
という意味です。

いつだって苦しくて、気が狂いそうになって
諦めたくなる時が来るけど

そんな時は”僕ら”が待っていることを忘れないで

ということですね。

“僕ら”ってとこが良いですよね!

いろんな人が助けてくれるという解釈もできるし
ファンにとってはflumpoolが待ってくれている
とも解釈できます。

今回『HELP』は約1年間の活動休止からの
復活のタイミングでリリースされた曲です。

改めてflumpoolが戻ってきてくれたということ
を感じさせてくれる歌詞でもありますよね。

続く”片方で泣いたって片方で笑えるなら生きてゆける”
というフレーズを

ボーカル山村隆太さんは
オフィシャルインタビューで『HELP』という曲
の中で1番伝えたかったことだと言っています。

僕も一人じゃないから頑張れたと思うんです。
実際、この4人でバンドをやっていても

うまく行かないことのほうが多いし、
ライブをしても自分たちが夢見ていたものには
まだまだ遠いな、と感じることばかりで。
でもそれが〝泣く″ことだとしても、やっぱり
4人でいる楽しさ、〝笑える″ことがあるし、
それは表裏一体で、どっちもあるからこそ
やっていけるんだろうなって。

引用元:『HELP』オフィシャルインタビュー

辛いこともあるけれど
楽しいこともあるから生きてゆけるという
メッセージが込められているようです。

そしてラストサビの最後では
助けてくれる人の助けに対して
胸を張って、安心して受け取って良いんだと
言っています。

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2. うぇあミュ〜的まとめ:耐えるのではなく助けを求めよう

flumpoolライブ

うぇあミュ〜的に『HELP/flumpool』から

「悩んだら助けてと言った方が良い」

というメッセージを受け取りました。

『HELP』という曲ではずっと
「耐えるのではなくて、助けを求めよう」
と歌っています。

ボーカル山村隆太さん自身が
周りに助けを求めたことで救われた経緯を
知っている者としては『HELP』で歌われている
内容に強い説得力を感じずにはいられません。

『HELP』は力強く背中を押してくれる楽曲となっています。

ボーカル山村隆太さんは『HELP』という曲を

みんなの曲や応援歌にするつもりで
作ったわけではなく
自分の根っこの部分をさらけ出すように作った

とコメントしています。

だけど私はしっかり背中押されてますよ!笑

自然と誰かの背中を押す曲になるところも
「flumpoolらしさ」「山村隆太らしさ」
なのかもしれませんね。

flumpool『HELP』の歌詞に込められた意味の
解釈・考察は以上になります。

最後までご覧いただき
ありがとうございました!

いつもありがとう
うぇあミュ〜くん
うぇあミュ〜くん

他にもflumpoolの記事を
書いてるから良かったら見てね〜

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