今回はback number『瞬き』の
歌詞の意味について考察しました。
『瞬き』の歌詞のテーマは
ずばり「幸せ」について。
「幸せとは〜」から始まる曲をとおして
計4回繰り返されるサビのフレーズが印象的です。
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
このフレーズからだけでも
名曲であることが約束されているよね〜
『瞬き(まばたき)』という楽曲は、
“2017年12月20日”に17thシングルとして
リリースされました。
back numberの6枚目のアルバム
『MAGIC』の3曲目にも収録されています。
『瞬き』という楽曲は
映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の主題歌
として書き下ろされた楽曲です。
〜あらすじ〜
結婚を約束したカップル、尚志と麻衣。
結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、
原因不明の病が麻衣を襲い、意識不明となってしまう。
いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは
「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、
尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。
長い年月の末、ようやく目を覚ますが、
さらなる試練が二人を待ち受けていた。そして結婚の約束から8年。二人に訪れる奇跡とは…。
映画を観ましたが
主人公がいつ目が覚めるかわからない状態の
婚約者の回復を祈り続ける姿は
「幸せとは大切な人に降りかかった
雨に傘を差せることだ」という
歌詞にリンクしています。
映画を観たら感動して
余裕で泣いちゃったよ〜
また”2016年12月28日”にリリースした
ベストアルバム『アンコール』で
1つのピリオドを打ったback numberの
その次の第1弾としてリリースされました。
バンドとしても特別な1曲だね〜
実際にメロディ自体はback numberらしい
綺麗なメロディーですが
乗っている歌詞からはback numberの他曲
とは異なる印象を受けました。
その理由については次の章で。
今回はそんなback number
『瞬き』の歌詞に迫っていくよ〜
- 他曲とは異なる雰囲気の歌詞について
- 登場人物について
- 歌詞に込められた意味の解釈・考察
1.『瞬き』の歌詞は back numberの他曲とは異なる雰囲気
『瞬き』の歌詞って今までのback numberの
曲とは少し雰囲気が違うと思いませんか?
どうしてだろ〜
『瞬き』は「言い切った」歌詞が特徴的
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
という歌い出しから分かるように
「幸せとは〜の事だ」と言い切っています。
しかも「幸せ」という
言い切りにくいことについて。
ボーカル清水依与吏さんもインタビューで
以下のように話しています。
“今まで言い切ることをやってこなかった”
“「ことだ」みたいなのを避けて
「ことかもしれない」「ことだと思う」
に留めてきた”
“ベストアルバム『アンコール』を
引っ提げて行われたドームツアーを経て
言い切るだけの力強さが戻ってきた”
確かに言い切った歌詞からは
back numberの今までの曲とは
違う印象を受けるな〜
2. 『瞬き』の登場人物について
『瞬き』という楽曲の登場人物は
「僕」と「大切な人」です。
2人の関係性はどうなっているんだろ〜
『瞬き』の登場人物は「僕」と僕の大切な人
『瞬き』という楽曲では曲をとおして
「僕」がずっと幸せについて考えています。
そして「大切な人」とは
そんな「僕」にとって
降りかかる雨に傘を差し出すように
困っている時に助けられることが
何よりも幸せだと思えるような人です。
まさに映画に出てくる
主人公2人のようだね〜
3. 歌詞に込められた意味の解釈と考察
『瞬き』の登場人物を整理したところで
ここからは歌詞に込められた意味を
解釈・考察していきます。
1番歌詞について
まずはback number『瞬き』の
1番歌詞を見ていきます。
歌い出し
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
幸せとは自分に対して訪れる
楽しい出来事や嬉しい出来事ではなく
大切な人が困っている時に守れること
だということ。
「幸せとは〜な事だ」と言い切っています。
このフレーズは後の3つのサビでも共通の部分で
『瞬き』という楽曲のキーとなる部分です。
いろんな空模様で表現しているのが
すごくおしゃれだな〜
1番Aメロ
何の為に生きて行くのか
答えなんて無くていいよ
会いたい人と必要なものを少し守れたら
自分自身が何をしたいかなんて
一生わからなくていいから
大切な人を少しでも守りたいと
言っています。
「少し」というところが主人公の
控えめな性格を表しているよね〜
ちなみにボーカル清水依与吏さんは
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の
話がきて台本を読んだ時に
「何の為に生きて行くのか」
という言葉が最初に浮かんできたそうです。
『瞬き』の制作はこの
「何の為に生きて行くのか」
という言葉から始まったんだね〜
1番Bメロ
背伸びもへりくだりもせずに
僕のそのままで愛しい気持ちを歌えたなら
大切な人に僕のありのままの
「愛しい気持ち」を歌いたい(=伝えたい)
と言っています。
ありのままの「愛しい気持ち」とは
「幸せとは〜事だ」と言い切れるくらい
自分にとって相手が大切な存在だと
思っているということです。
1番Aメロに引き続き主人公の
控えめな性格が描かれてるね〜
1番サビ
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
瞬きもせずに目を凝らしても見付かる類のものじゃない
だからそばにいて欲しいんだ
前半の歌詞「幸せとは〜な事だ」までは
歌い出しと共通の歌詞です。
幸せとは自分に対して訪れる
楽しい出来事や嬉しい出来事ではなく
大切な人が困っている時に守れること
だということ。
1番サビではそんな風に思える大切な人は
瞬きを我慢するくらい目を凝らして探しても
簡単に見つけられるような存在ではないから
ずっとそばにいて欲しいと言っています。
「ずっとそばにいて欲しい」
ということは、主人公の大切な人は
既にそばにいるんだね〜
2番歌詞について
続いてback number『瞬き』の
2番歌詞を見ていきます。
2番Aメロ〜2番Bメロ
2番AメロとBメロは意味が繋がっているので
まとめて見ていきますね。
夢の為に生きられた人
逸れた道が正解だった人
誰かの為に費やした人
自分を生きた人
誰にもなれなかったけど
ただ今日も僕を必要だと思ってくれたら
まず2番Aメロで主人公は
4タイプの人に憧れを持っていると
言っています。
- 夢の為に生きられた人
- 逸れた道が正解だった人
- 誰かの為に費やした人
- 自分を生きた人
これら4タイプの人は
何かの為に生きられている人です。
自分はそのどれにも当てはまっていない
と主人公は思っています。
続く2番Bメロではたとえ自分自身が
理想とは離れているとしても
大切な人が自分を必要としてくれるなら
別にいいんだということ。
大切な人が必要とさえしてくれれば
それ以外は気にしないということだね〜
2番サビ
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
また弱さ見付けて戸惑う僕に
でもそれが出来るだろうか
目を閉じて見付けた場所で
前半の歌詞「幸せとは〜な事だ」までは
今までのサビと共通の歌詞です。
幸せとは自分に対して訪れる
楽しい出来事や嬉しい出来事ではなく
大切な人が困っている時に守れること
だということ。
2番サビでは自分自身の新たな弱さを
見つけたくらいで戸惑ってしまうような
自分なんかが大切な人を守れるのだろうか
と不安になっています。
そしてそのあとに出てくる
「目を閉じて見付けた場所」とは?
直前に”それができるのだろうか”とあります。
文章の繋がり的に「それ」は
“大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事”。
つまり「目を閉じて見付けた場所」は
困っている大切な人を守れる場所と
解釈できます。
具体的には「大切な人のそば」と
解釈しました。
また1番サビで大切な人は
“目を凝らしても見付かる類のものじゃない“
と言っていましたが
2番サビでは“目を閉じて見付けた“
と言っています。
今主人公のそばにいる
「大切な人」のような人は
探そうとしても見付からないけど
「大切な人」自体は気づいたら
そばにいたということです。
恋人は探している時より
意識せずに過ごしていた方が
できるなんてことあるよね〜
3番歌詞について
続いてback number『瞬き』の
3番歌詞を見ていきます。
ついに曲のラストです。
ラストサビ
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
そしていつの間にか僕の方が守られてしまう事だ
いつもそばに いつも君がいて欲しいんだ
目を開けても 目を閉じても
前半の歌詞「幸せとは〜な事だ」までは
今までのサビと共通の歌詞です。
幸せとは自分に対して訪れる
楽しい出来事や嬉しい出来事ではなく
大切な人が困っている時に守れること
だということ。
2番サビで主人公は自分の弱さを
思い知り大切な人を守れるか
不安になっていました。
しかしラストサビでは
大切な人が困っている時に
守れることはもちろん幸せだけど
大切な人から弱い自分を守ってもらえる
ことも幸せだとラストサビで気がつきます。
最後は”いつもそばに いつも君がいて欲しい”
“目を開けても 目を閉じても”と
大切な人のそばにずっといたいと。
ラストサビはやっぱり
他のサビと比べて力強いね〜
4.まとめ:タイトル『瞬き』の意味とは
曲を通して「幸せ」とは何なのか?
という壮大なテーマと向き合っています。
主人公は「幸せ」とは大切な人が
困っている時に守れることだという
答えを見つけました。
しかし自分なんかが守れるのか?
と不安になったりします。
それでも自分が大切な人を守ることだけでなく
いつの間にか自分の方が守られていることも
「幸せ」だという答えを見い出し
幸せとは大切な人とずっとそばにいること
という結論に着地しました。
タイトルに込められた意味とは?
ちなみに曲のタイトルは
『瞬き(まばたき)』です。
結局『瞬き』というタイトルには
どんな意味が込められてるんだろ〜?
「瞬き(まばたき)」には
まぶたを閉じてすぐ開くこと
という意味があります。
そこでうぇあミュ〜はラストサビ最後
“いつもそばに いつも君がいて欲しいんだ/
目を開けても 目を閉じても”という
フレーズに注目しました。
「目」という言葉が出てくるから
このフレーズの意味がわかれば
タイトルの意味もわかりそうだね〜
まずは「目を開けても」について。
1番サビで
“目を凝らしても見付かる類のものじゃない”
というフレーズがあることから
目を開けている状態は
何かを意識していることを表現している
と解釈できます。
逆に「目を閉じても」について
2番サビで大切な人は気づいたら
そばにいたということを
“目を閉じて見付けた場所で」と
表していることから
「目を閉じている」は
無意識の状態を表現している
と解釈できそうです。
またラストサビでは「幸せ」とは
“大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事”
“いつの間にか僕の方が守られてしまう事”
とあります。
“大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事”
は意識しているので目を開けている状態。
“いつの間にか僕の方が守られてしまう事”
は無意識なので目を閉じている状態と
と解釈できますね。
つまりうぇあミュ〜的に
『瞬き』というタイトルには
意識している時はもちろん
意識していない時でも
大切な人と繋がっていられることが幸せ
という意味が込められていると解釈しました。
『瞬き』の歌詞に込められた意味の
解釈・考察は以上になります。
最後までご覧いただき
ありがとうございました!
他にもback numberの記事を
書いてるから良かったら見てね〜
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